貌の無い仮面

2014年8月6日 日常
横浜から渋谷へ移動するに際し、当然目的地は渋谷である


しかし、いかに渋谷を目指そうとも、学芸大学や自由が丘、中目黒あたりで下車することはマクロ的に見ると良い結果に結びつく


ミクロ的に見ると個別の目標は到達していないように見え、不完全に感じるかもしれない
最初は意味が無いと感じるかもしれない
時には腹が立つかもしれない
そして、満足できないかもしれない


しかし最も肝要なのは、渋谷に着くことではなく、余裕を持って電車に乗ることだったりする


毎回渋谷に着くものだと、あたかも神だと振舞う人間は、迎合されないのである


完璧な行動を目指した


ただ、1度として充足感は無く、露と消えた


自分の行動は正しくなく、自分が変わらなければ受け入れられないのだと悟った


その時、世界がモノクロに見えた


「白っぽい黒」や「黒っぽい白」を肯定できるようになった


結局、「灰色」が白か黒かを議論する必要はなかった


俯瞰的に見て「灰色だね」と言えれば、白にするのか黒にするのかは自分で決めることができるからだ


そして、世の中の大抵の事は、「白」か「黒」に分ける必要は無い


時に「白」であったものが、移り変わりを経て「黒」に変わることもある


物事に不変性を求めてはいけない、常に流動的で形を変えるものだと、時には自分がその形に変わらなければならないことを理解しなければならない

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