カードの売買でも全く同じだが為替の売買でも、買い手(売り手)にとって優位・不利なプライスというのは存在する


売買では相対取引という双方の合意によってプライスが決定する


Cという為替をある価格で買いたいAとある価格で売りたいBが握手をした瞬間に取引成立となる


この原則に従い、もっとも良いトレードとは


お前の提示しているプライスでは絶対にトレードしないからな!!
オレの買いたい(売りたい)プライスで取引しろよ!!


と、自分の意思を(海の向こう側にいる)相手に伝えることである


相場は月曜日の朝方から土曜日の明け方まで24時間好きな時間にトレードをする事ができる


よく巷に流れる噂の1つに、パソコン画面に張り付いてローソク足の一挙手一投足をつぶさに観察し、寝食を犠牲にしてトレードを行うのが正義


のようなふれこみがあるが、全くの誤解である


好きな時間に好きな通貨を選択し、好きな時間にクローズして自分用にカスタマイズできる、スターバックスと対して変わらない笑


重要なのは、良いシナリオでは自分がどこでエントリーしてどこで利益を確定するか


悪いシナリオでは自分の入るべきポイントをどれくらい相場が割り込んできたら撤退するかがわかっているか


の概ね2点だけである


悲しいことに自分の入りたいプライスで入れることのほうが、貴重なことであり、大抵は投資家にとっては不利なプライスでトレードしませんか?


と、催促を受けているのと同じだ


その罠にはまり、いつでもどこでもエントリーをしたり、自分を神格化して必ず勝てるだろうからエントリーする


という暴挙に出ると、遅かれ早かれ海の向こうの誰かさんに虎の子のカネをミスミス手渡すことになるのだ


優秀な投資家は、その罠にはまることなく自分の決めたプライス、ルールをコツコツセコセコシコシコと地道に〇をもらえるようにトレードを繰り返す、という究極に地味な世界である


一攫千金を狙うことも理屈の上では可能だ


しかしそれは多くの屍の上にしかなりたたない


自分の得意なパターンや形状の時だけがんばる、あとは無視する


それが聡明な投資家群がやっていることである


学校のテストで自分の好きな問題、知っている問題、自信のある問題だけ解いていたら?


もちろん落第である


でも投資の世界では逆にその自分の型を1つでも持っていて、それを貫くことができればプロになれる


人生のウイニングショットになるんだ

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